タブが開いたままか、もう閉じたか。この 2 つで話がまるで変わります。
一時チャットの保存は、2 つの場合に分かれます。まだ開いているなら手はいくつもあります。 もう閉じてしまった場合は、自分のパソコンの中に控えが残っていたかどうかで決まります。
自分がどちらかで、読む場所を選んでください。
ChatGPT と Gemini は「一時チャット」、Claude は「シークレットチャット」と 呼びます(チャット画面上部のゴーストのアイコン)。以下は 3 つとも同じです。
無料でできる方法を、手軽な順に並べます。
Ctrl + P を押して、送信先を「PDF に保存」にします。何も入れずに 済むのが利点です。ただし長い会話だと途中で切れたり、レイアウトが崩れたりします。 コードの部分は特に崩れやすいです。
Ctrl + A → Ctrl + C で、メモ帳などに 貼ります。確実ですが、見出しやコードの体裁は失われます。
Chrome ウェブストアで「ChatGPT エクスポート」などと探すと、PDF や Markdown で 書き出せるものがいくつも見つかります。無料のものが多く、普通の会話の保存なら これで十分です。
ひとつ注意点があります。選んだものが一時チャットで動くかどうかは、事前に 確かめてください。これらの多くは会話の履歴を読みに行く作りで、一時チャットは その履歴に残らないため、対象外になることがあります。
結論から書きます。サービス側からは取り戻せません。
一時チャットは履歴に残らず、閉じたら開き直す方法がありません。ログインし直しても 出てきません。「削除したファイルを復元する」のとは話が違います。これは 3 サービス とも同じです。
救える可能性があるなら、それは自分のパソコンの中に残せている時だけです。
ここを埋めるために作ったのが AI Session Archiver(ASA) という Windows 用のソフトです。
キャプチャ中は、発言が届くたびに自分のパソコンの中のファイルへ 1 行ずつ書き足されます。 同時に、取得した件数が増えていくキャプチャ中の画面が出ます。
会話の途中から始めても間に合います。冒頭まで画面をスクロールすれば、それまでの やり取りもまとめて取得されます。
正直に書いておくと、万能ではありません。
失ったチャットで 2 つとも有効にしていたなら、諦める前に ASA を起動して確かめて ください。そうでない場合は、次からの備えにはなりますが、今の 1 件を取り戻す方法は 残念ながらありません。
保存そのものの使い勝手は、無料版で確かめられます。期間の制限も、保存回数の 制限もありません。
Setup_(サービス名)_ASA.vbs を実行します1〜4 は無料版でできます。5 は有料版が必要です。拡張機能は無料版と共通なので、 切り替えるときに入れ替えるのは本体だけです。
ASA にはオートリカバリー以外にも便利な機能があります。詳しくは下の「ASA について」から ご覧ください。
有料版はオートリカバリーのほかに、Markdown・テキスト・PDF での保存、 チャットの種類ごとのフォルダ分け、ファイル名に使えるタグ 50 個(無料版は 3 個)が 付きます。買い切り 1,480 円で、月額料金はありません。